腹筋群とは?
腹筋群は体幹部を支えるために腹部を中心に存在する筋肉群になります。以下が腹筋群を構成する筋肉になります。
・外腹斜筋
・内腹斜筋
・錐体筋
・腹直筋
・腹横筋
腹筋群の役割
以下が腹筋群の主な役割です。
・排尿・排便や咳、くしゃみなど身体に重要な機能を行い、出産時に腹圧をかける時などにも必要不可欠です。
・腹部には胃や大・小腸、肝臓など重要な臓器があり、それら守り適切な場所に保持しています。
・身体の活動に必要な腹圧を維持する役割があります。
・座る、立つ、運動するなどの時に背骨の動きを安定させています。
筋肉の存在している場所
腹筋群の筋肉は全部で5つの筋肉で構成されており、二つは垂直に存在し、残りは左右から覆う形で存在しています。垂直に存在する二つは以下のものです。
・錐体筋:三角形の形をした小さな筋肉で、腹部でも骨盤部に近い下側にあります。腹圧の維持に関わっています。
・腹直筋:肋骨から骨盤にかけて縦に大きく走る筋肉です。腹部にある内臓器の保持や体幹部を安定させる役割があります。また、腹筋が割れて隆起して見える部分もこの筋肉になります。
左右に存在する筋肉は以下の三つになります。
・外腹斜筋:腹部で横に走る筋肉の一番外側に位置している筋肉です。体幹を回旋や側屈させる時に働きます。
・内腹斜筋:外腹斜筋と同様に体幹を回旋や側屈させる時に働きます。
・腹横筋:腹筋の中で一番不覚に存在しています。腹部の内臓器を保持すると共に、体幹部の安定に役立っています。
腹筋に良く起こる症状とは?
腹筋で多い症状は筋肉の捻挫や肉離れであり、以下のような原因で起こります。
・過剰に腹筋を伸ばしてしまった場合
・腹筋の使いすぎ
・急に体幹部を捻った時
腹筋の肉離れには筋繊維が微小断裂したものから、完全に切れてしまう重症なものまで幅が存在します。
どのように怪我を予防するか?
以下のような方法で怪我を予防できます。
・急激に体幹部を捻るような動きは避ける
・下から重いものを持ち上げるときは気をつける
・運動をするときに正しい姿勢で行う
・運動のしすぎには気をつける
・急激な体重増加は避ける
・腹筋のストレッチを定期的に行う
・痛みがあるときは休む
・運動前後でストレッチやクールダウンを行う
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