肩関節は球関節という構造になっていおり、人体の中で最も可動域がある関節です。その可動域を可能にするために骨や関節、周囲の軟部組織が絶妙なバランスを持ち構成されています。
胸鎖乳突筋は耳の後ろ部分から鎖骨の内側に付着する筋肉であり、首を支える重要な筋肉となります。筋肉の動きとしては以下のようなものになります。
・頭を左右に動かす(頚椎の回旋運動)
・頭を前後に動かす(頚椎の前後屈)
またこの筋肉は食べ物を噛んだり飲み込んだりすることを助けたり、呼吸の補助筋としても働いています。
四十肩・五十肩になると肩の痛みや固さ、可動性の減少が起こり、「服を着ること」や「上にあるものを取る」などの日常動作にも支障をきたすようになります。
人口の約2%の方が四十肩・五十肩で悩んでいると言われ、名前の通り40〜60代の人に起こりやすいと言われています。また女性の方が男性よりも多く、糖尿病などの基礎疾患を持っている方もリスクが高いと言われています。
頚椎症性神経根症とは頚椎にある神経根が損傷や炎症を受けることで、神経機能が障害を起こすことを呼びます。特徴は神経障害、腱反射の異常、筋力の弱化などで、首や肩、腕、手先の方にまで症状が起こります。痛みはの特徴は「チクチクした」や「刺すような」、「焼けるような」と表現されます。
頸椎椎間板ヘルニアはいろんな痛み方がある一方で、症状が出ない方もいます。痛みは首だけに限らず、肩や腕、手の先まで鋭い痛みを感じ、場合によっては神経の走行に痺れや、手の力が上手く使えなくなるなどの症状も出ます。頸椎椎間板ヘルニアは首の怪我などによって起こることもありますが、基本的にはこれといった理由もなく起こります。症状は基本的に片側に感じることが多く、痛みの場所はどこの頸椎で圧迫や障害を受けているかによって変わります。
現代の生活では多くの方が仕事でのデスクワークやスマートフォンなどにより、首を前方に曲げた状態でいることが多くその影響で首の負担が強くなり、いわゆるストレートネックと言われる状態になりやすいです。症状は肩や首の凝りに始まり、痛みや時には痺れをを感じることもあります。
胸郭出口症候群は頚椎から出る腕神経叢と血管が胸郭の出口部分(第一肋骨と鎖骨)圧迫されることで、肩、腕、首に痛みや痺れを引き起こします。
頚椎(首)は神経系、骨、関節、筋肉の複雑な構造によって構成され、頭を支えるために重要な役割をになっています。そのため外的・内的の影響を受けやすく、首の痛みやこりで悩む方も多くいます。痛みを引き起こす理由は数多く存在します。頚椎の神経が影響受けた影響による頭、首、肩や手の痛み、また頸髄が影響を受けると足の痺れなど首より下の身体部位にも痛みや痺れを起こすこともあります。
上位交差症候群は現代の生活で多く見られる症状の一つです。しかし、それを正しく認識し施術を行っている人は少ないのが現状です。今回のブログでは、上位交差症候群の正しい知識と、施術の流れを説明したいと思います。
現代人の3分の一に当たる約4000万人が悩んでいると言われている頭痛。その中で、代表的な「偏頭痛」と「筋緊張型」の頭痛についてお話しします。