首・肩の症例報告

姿勢の悪さに伴う首・肩のコリ

 

2022.1.14

 

*ご来院時の様子

 

姿勢の悪さが原因で、肩や凝りやすさが強くなっていると感じご来院。整形外科にてレントゲン、MRIを撮るも特に異常なく、痛み止めと湿布で様子見となる。趣味で楽器演奏をしているが、楽器を持って座っていると肩全体にコリ感、痛みがある。

 

*カイロプラクティック評価

 

立位・座位での姿勢分析を行うと、頭の位置が前方にでており、その結果、顎が上がりいわゆるストレートネック姿勢になっていた。また、胸椎の後湾も見られ、背中全体が丸まった姿勢(猫背)になっている。カイロプラクティック 検査行うと、体幹を後ろに反らせる時に左腰に痛みと、背中全体のハリ感があり、左の仙腸関節、中部胸椎、上部頸椎にそれぞれ制限が診られた。特に左の仙腸関節には圧痛も強く、筋力検査でも骨盤に付着する筋には弱化が見られた。

 検査結果を踏まえ、姿勢改善のためには脊柱全体に対するアプローチを中心に骨盤、胸椎、頸椎のサブラクセーションに対して調整を行い、前方に移動している重心を正しい位置に戻せるように施術行った。

 

*マネジメント

 

初回治療後は、頸部の位置が後方に維持しやすくなり顎が引きやすくなった。また、ホームエクササイズとしてタオルを使った肩甲骨のストレッチを勧め、状態をご自身で整えるとことの重要性を伝えた。今後はメンテナンスとして月に一度ご来院予定です。

起床時に感じる右肩の痛み

 

2022.1.8

*ご来院時の様子

 

2週間ぐらい前の起床時から左肩に痛みがあり、体操を行うと痛みが増した。現在は痛みと共に肩の周りが痺れているような感覚が強く運転時や、家事をしている時に感じる。とりわけ朝が強く痛みを感じやすい。

 

*カイロプラクティック評価

 

・肩を外側から上げる時に痛みが強い

・左肩のいくつかの筋力検査で弱化が見られる

・首回りの筋肉が過緊張している

 

カイロプラクティック評価より、左肩を支持する筋肉が上手く機能せず、不安定となりそれを周りの筋肉で補おうと緊張してしまっている状態であった。まずは、上手く機能しない肩周りの筋肉をしっかり使えるように調整行い、保護的にキネシオテープを使用し、安定性を維持するように努めた。

 

*マネジメント

 

初回終了後、肩の可動性の向上と共に、痛みを和らいでいる感じがあった。2回目来院時には、肩の痛みは少し残っているが、以前からあった外れるような感覚は減少した。初回はうまく使えていなかった肩の筋肉も使えるようになってきたので、引き続き同様の調節行った。3~5回目には、肩の痛みも減少していき、肩の状態もキネシオテープがなくても安定するようになった。

 

 *担当者コメント

 

この方は寝る時の癖で左側を下にしてしまう癖があり、それが原因で左肩の痛みを感じるようになった。その方にあった正しい寝方を伝えることで、最初の予防にもつながります。