上腕動脈について

上腕動脈とは?

 

 上腕動脈とは上腕、前腕、手に対して血液を供給する主要な動脈であり、腋下から上腕骨の内側を通りいくつか分散して手先まで繋がっています。

病院などで血圧測定を行う場合、上腕動脈にカフをつけて測定することが多いことで知られています。

上腕動脈の役割とは?

 

 上腕動脈の主な役割は上腕部に血液を供給することであり、それは以下のようなものです。

 

・上腕二頭筋

・上腕筋

・肘関節

・上腕三頭筋

 

 骨や筋肉、神経は常に作り替えられる過程の中で、動脈血に存在する酸素と栄養が必要となります。そのため心臓から出てすぐの栄養と酸素が多く存在する上腕動脈が重要となります。

上腕動脈の位置

 

 上腕動脈は上腕骨前面から内側の間を通り末梢へと向かい肘窩まで続きます。そこからは橈骨動脈、尺骨動脈となり手首に動脈が伸びていきます。上腕動脈は腕にある正中神経と平行して走行しているのも特徴です。『正中神経についてはコチラ

上腕動脈に起こりやすい症状

 

 上腕動脈が関連した症状は以下のようなものになります。

 

・外傷:上腕動脈は比較的皮膚に近い位置を走行するため、骨折や傷などのより影響を受けやすい動脈になります。特に腕のコンパートメント症候群では、腕が腫れるため筋肉に血液が流れづらくなります。原因としては手術後や腕の内出血などとなります。

 

・動脈瘤:動脈自体が傷ついたり弱ったりすることで、動脈瘤ができやすくなります。ただし、上腕動脈に動脈瘤ができることは稀であり、多くが外傷などの影響によるものです。

予防方法

 

 以下のことが上腕動脈に関連した症状を予防する方法となります。

 

・規則正しい食生活をする

・運動習慣を作る

・高血圧などがあるようであれば、薬などで血圧のコントロールをする

・禁煙

・アルコールの過剰摂取をしない