大腿骨とは?
大腿骨は太ももにある人体で一番長く、強度が強い骨です。立ったり動くことを行うことだけではなく、筋肉や腱、靭帯を助ける役割や、血液の循環でも必要となります。
強力な骨のため、怪我や骨折は交通事故など強い衝撃でないと起こりません。骨折などをしてしまった場合は手術など外科的な処置が必要になるケースがほとんどです。
大腿骨の役割
大腿骨の役割は以下のようなものになります。
・立位時での体重を支える役割
・運動時の安定性を与える
・股関節や膝関節にある筋肉や腱、靭帯を身体と繋げている。
大腿骨に起こりやすい怪我
大腿骨に起こりやすい怪我としては骨折や骨粗鬆症、膝蓋大腿疼痛症候群などが挙げられます。
大腿骨骨折
大腿骨の骨折が起こると以下のような症状が起こります。
・痛み
・腫脹
・圧痛
・足を思ったように動かせなくなる
・青あざや変色
骨粗鬆症
骨粗鬆症になると、骨の密度が下がり支えが弱くなることで、大腿骨の骨折などを起こしやすくなります。骨粗鬆症の場合主な症状がないため、知らない間に進行してしまうことが多くあります。
男性よりも女性の方が圧倒的に多く、特に閉経を迎える50代過ぎからホルモンの関係で頻発します。
膝蓋大腿疼痛症候群
膝蓋大腿疼痛症候群とは膝にある膝蓋骨周辺に痛みが出ることを呼びます。原因としてはスポーツなどによる膝の使いすぎや、新しい靴を履くなど環境の変化によるものが考えられます。
また症状としては以下のようなものがあります。
・スクワットや階段の登りなど膝が曲がる姿勢になった時の痛み
・正座などを長時間行った後の痛み
・膝を動かした時にポキッと音が鳴る
・運動時に痛みが強くなる
怪我の予防方法
生活習慣の改善や体重のコントロールなどは大腿骨に対する怪我を予防する上で重要となります。また、50歳以上の女性であれば骨密度が低くなりやすいので、食事やサプリメントによる栄養補給も重要です。以下がその他の予防方法です。
・車に乗るときは必ずシートベルトをする
・スポーツを行うときに必要な用具は適切に使う
・部屋をきれいに保ち、つまずいたりすることを防ぐ
・怪我や加齢により松葉杖や杖を使わなければいけない場合は、適切に使う
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