腓腹筋について
腓腹筋は英語で「ガストロクニーミアス」とよばれ、これはギリシャ語で「足の腹」という意味から由来しています。腓腹筋は膝からアキレス腱に付着し、ふくらはぎを構成する大きな筋になります。また腓腹筋の下にはヒラメ筋が存在し、足首を曲げたり伸ばしたりします。
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腓腹筋が痛くなる原因
腓腹筋を痛める原因としては、筋肉が過剰に伸ばされることで微少断裂が起こるためです。特に足首を曲げた状態で膝を伸ばした姿勢でいると、腓腹筋に緊張が強くなり痛めやすいです。
症状
腓腹筋を痛めると次のような症状がでます。
・ふくらはぎの腫脹
・痛み
・内出血による青あざ
ケアの仕方
痛みが強く炎症があるときには次のような処置が効果的です。
・REST(安静):痛みが強いときは、安静に保つことがまず必要になります。ただし安静とはベッドで休んでいるだけではなく、必要のない動きはなるべく避けて痛みを悪化させないことが大事です。患部にタオルや添え木などを当てて固定します。一週間はふくらはぎに負担が掛からないようにする。
・ICE(冷却):患部を冷却することで体温の減少、血管収縮に伴う、腫れや疼痛の軽減が期待できます。冷やしすぎてしまうと逆効果になるため、以下のようなことに気をつけて行ってください。氷嚢や市販のアイスノンなどをタオルで包み、20〜30分ほど冷やします。痛みから無感覚な状態になったら、一度冷やすのを止め皮膚感覚を取り戻します。これを何度か繰り返しすことで、炎症や腫脹を押さえやすくなります。
・COMPRESSION(圧迫):テープや包帯などを用いて患部を巻いて圧迫し、腫れや内出血が起こることを防ぎます。ただしあまりにも絞めすぎてしますと、血管が圧迫されすぎてしまい、血流障害や神経障害を起こすため注意しましょう。
・ELEVATIO(挙上):できるだけ患部を心臓よりも高い位置に持って行くことで、。血液が患部に届きづらくなり、内出血による腫れを防ぐことができます。
ストレッチ方法
ここでは腓腹筋にストレッチを紹介します。
立位でのふくらはぎのストレッチ
立位で片足を膝の高さぐらいの台に足を乗せ、つま先を手でつかみます。つかんだ手を曲げてふくらはぎにストレッチが掛かるのを確認しながら、10~15秒ほどゆっくり伸ばしていきます。
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