脾臓について

脾臓とは?

 

 脾臓は左上腹部に存在する小さな器官であり、ちょうど胃の上に存在します。大きさは成人でちょうどアボカドぐらいの大きさと言われ、リンパ節の一つとして、身体にとって重要な役割をいくつかになっています。

脾臓の役割は?

 

 脾臓の役割には以下のようなものがあります。

 

・血液の貯蔵

・使用済みの細胞や血球を取り除く役割

・白血球や抗体を作る

・体内の血液量の調整

脾臓の解剖学

 

 脾臓は大きく2種類の構造に分かれており、その機能は以下のようになります。

 

・白脾髄:免疫システムの一つであり、主に白血球の生成を行っています。

・赤脾髄:主に濾過の役割があり、使用済みの血球や血液を取り除く役割があります。

脾臓に関わる病気

 

 脾臓に関わる病気としては以下のようなものがあります。

 

・脾臓の肥大:肥大した脾臓は痛みや不快感を感じるようになります。脾臓の肥大の原因には以下のようなものがあります。

 

 1、白血病など血液の癌によるもの

 2、脾臓や肝臓に起こる血栓

 3、溶血性貧血によるもの

 4、肝臓の障害

 5、アミロイドーシス

 6、サルコイドーシス

 

・機能性無脾症:脾臓が正常に働かない状態のことです。それにより正常な赤血球が壊されてしまい、出血や炎症が起こります。

 

・脾臓の破裂:事故などにより脾臓が損傷や破裂してしまうと、痛みや吐き気などを感じるようになります。

脾臓を健康に保つためには?

 

 脾臓を良い状態に保つためには以下のようなことが重要です。

 

・水をしっかりと摂取する

・定期的な運動を行う

・適正な体重を保つ

・バランスの取れた食生活をする