慢性腰痛で休むことは良いのか?
もしあなたが腰痛や坐骨神経痛で悩んでいる場合、どうしたらこの辛い痛みから解放されるのかを知りたいと思います。多くの人はベッドで横になり休むことで回復するのではと考えがちですが、慢性痛の場合は身体を動かせる範囲で動かすことが重要となるため、必要以上に休みをとってしまうことは逆効果となります。
今回のブログでは休み過ぎてしまうことの弊害と、少し辛い時でも身体を動かすことの重要性いついて書きたいと思います。
どのように腰痛は悪化するか?
腰が痛い時はどうしても横になり休みたくなりがちですが、それが長期化し必要以上に横になってしまい、活動量が減ってしまうと以下のような弊害が起こると言えます。
筋力の低下
身体を動かさなくなると背骨を支える筋肉が弱くなり、いざ身体を動かそうとする時に支えが上手く効かずに、腰に痛みを引き起こすようになります。特に背骨に近い脊柱起立筋や多裂筋などが筋力低下を起こすと、腰痛が悪化しやすいと言えます。
椎間板の変化
椎間板は横になことでスポンジのように周りの水分を吸収し、立った時にクッションのような役割をします。しかし、寝ている時間が長くなり過ぎてしまうと、水分を必要以上に吸収し膨張するため、腰を曲げようとした時などに痛める可能性が高くなります。
背骨の生理的湾曲の変化
長時間横になっていると本来前弯している腰椎が重力の影響で後弯するため、背骨の機能が低下しやすくなり腰痛を悪化させる要因となります。
怪我のリスクが増加する
上記で説明したような理由により、腰を支える背骨やその周囲の筋肉は弱くなっていきます。その結果、腰を曲げたり伸ばしたりなど簡単な動作でも怪我をするリスクが上がってしまい、腰痛の悪化原因となります。
腰の痛みがある時にできること
身体を動かすということは、血流量の増加や筋力の強化や柔軟性、椎間板や関節に対して良い影響が期待できます。そこで腰が少し辛い時でもできる次の2点をお勧めします。
痛みの抑制
もし痛みによって身体を動かしたくないという気持ちが強い場合は、以下のようなことを試してみてください。
・アイシング
・ホットパック
・簡単なマッサージ
もし上記なような方法で痛みが和らぐような場合、運動がよりやりやすくなります。
簡単にできる運動
痛みがある時には出来るだけ負荷の少ない運動から行うことがお勧めであり、それは以下のようなものになります。
・ハムストリングスのストレッチ
・背伸び
・プールなど負荷がかかりづらい中での運動
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