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痛みがある時は温めるの?それとも冷やすの?

痛みがある時は温めるの?それとも冷やすの?

 

 誰もが人生の中で一度はぎっくり腰や頭痛、捻挫など、強い痛みに苦しんだことがあると思います。そんな時に一番気になるのが、患部を温める方がいいのか、それとも冷やす方がいいのかということだと思います。実際、その時の患部の状態によって温めるのか冷やすのかを選択しないと、症状の悪化や回復が遅れることもあります。

 そこで今回は外傷に対してのどちらを選択することが良いのかを解説したいと思います。

外傷に対するアイスパック

急性の痛み

 

 ぎっくり腰や捻挫などの急性の痛みが発生した直後は、患部を冷やすことが重要となります。冷やすと血管が収縮するため、痛みの感覚の減少や炎症が起こりづらくなること、アザが出来にくくなるなどの効果が期待できます。

 

 反対に急性の痛みが出ているときに温めてしまうと、炎症を広げるため回復が遅くなってしまいます。しかし慢性の痛みの場合は温めることは効果が期待できます。温めることで血液の循環がよくなり、緊張している筋肉や関節が緩みやすくなるため、筋肉のコリの解消や関節の可動性を向上させます。

頭痛

 

 多くの方が頭痛を一度は経験したことがあると思います。痛み方も痛み止めで良くなってしまう方もいれば、痛み止めが効果がなくカイロプラクティックのような徒手療法を頼る人など様々です。基本的には拍動痛と呼ばれるズキズキとした痛みがある場合は、血管の拡張が原因で起こっていることが多いので、冷やすことで痛みが和らぎやすくなります。反対に頭を締め付けられるような痛みは、筋肉のコリが関係していることが多いため、温めることで筋肉や関節が緩み痛みが緩和しやすくなります。「頭痛の原因と対処法についてはコチラ

筋肉の損傷による痛み

 

 スポーツなどで腰や足などの筋肉を損傷した時は、温めることと冷やすことを組み合わせることで効果が期待できます。痛めた初期は炎症を抑えるため積極的に冷やし、炎症が治まってきたら筋肉や関節を緩めて、可動域を戻すために温めると効果的です。

やり方

 

 温める&冷やすのやり方いくつかありますが、一般的に推奨されているのは、どちらの場合も約20分間患部を温めるor冷やし、休憩を入れて再度行うやり方です。特に痛めて約48時間(2日間)は炎症や腫れが起きているケースが多いので、休憩を入れながら冷やすことは重要です。温めるに関してはお風呂などにしっかり浸かり、ストレッチなどが日常で取り組みやすい方法になります。

カイロプラクティックケア

 

 自宅でも痛みに対して正しく温める&冷やすことができれば、ある程度の改善を見込むことができます。ただし、カイロプラクティックケアを受けることで、外傷や痛みからの回復や予防は格段に良くなります。もし、急性・慢性にかかわらずお悩みの症状があるようでしたら、一度ご相談ください。